本文へ移動

(特集記事)「つながる!!Tokyoボランティアフェスタ2026」出展レポート ー外貨コイン仕分け体験から、ボランティアを身近にー

全国の空港に設置された募金箱。そこに託された世界各国の外貨コインには、一人ひとりの大切な想いが込められています。 この想いをつなぐ活動の一つが、外貨コインを仕分けるボランティア活動です。

2026年2月21日、東京ボランティアレガシーネットワーク(通称「VLN」)を運営する東京都つながり創生財団は、東京国際フォーラムで開催された「つながる!!Tokyoボランティアフェスタ2026」にブース出展し、VLNや様々なボランティア情報を紹介するとともに、来場者が「外貨コイン仕分けボランティア」を体験できる取り組みを行いました。

ブースには絶えず人が訪れており、参加者の和やかな雰囲気が広がった当日の様子をお伝えします。

託された「善意のバトン」を確かな支援につなぐ

ブースのテーブルに広げられた数々の外貨コイン。しかし、いくら温かい想いが込められていても、さまざまな国の通貨が混ざり合った状態のままでは、支援を必要とする現地で活用することができません。

「せっかくお気持ちがあって寄付くださったものを、綺麗に分けて、届くべきところに届けたい」 今回のボランティア体験は、その想いのもと、およそ20年に渡り地道な活動を続けてきた日本ハビタット協会と連携して実施しました。

日本ハビタット協会担当者: 「皆さまが寄付してくださっても、混在した状態では活用ができません。これをボランティアの方々が仕分け、さらに海外にルートを持つ別の方がお札に換えてくださる。そうやってバトンを繋いでいくことで、私たちがケニアで行っているトイレ建設などの事業に活用させていただいています。」

募金箱にコインを入れた人。それを種類ごとに綺麗に仕分ける人。そして、現地でより役立てやすいようにお札に換えてくれる人。 一人ひとりの心遣いと手間が重なり合うことで、コインは初めて、ケニアでのトイレ建設といった具体的な支援の力へと変わります。決して一人では完結しない、海を越えて届く「善意のバトン」の確かな軌跡がこの活動にはあります。

「これ、どこの国?」楽しみながら活動への理解を深める

ボランティア体験のテーブルには絶えず人が訪れ、和やかな空気の中でコインの仕分けに取り組まれていました。中には、学校の部活でボランティアに携わっているという高校生たちの姿も。目の前の山積みのコインからさまざまなモチーフを見つけ、そこから会話を弾ませていました。

参加した高校生: 「こういうボランティアがあるのは初めて知りましたが、やってみて楽しかったです。私たちはカナダに留学していたんですけど、ビーバーやメープルの葉っぱが描かれたコインを見て懐かしいなって思ったり。コインにその国の牧場の動物とか、シンボルになるようなものが描かれているのがすごく面白かったです。」

単なる「作業」ではなく、楽しみながら外国の文化に触れていく。社会貢献と固く構えなくても、まずは楽しみながら手を動かしてみることが、ボランティア参加のはじめの一歩につながります。当財団がこのボランティア体験を通してお伝えしたかった活動の楽しさが、参加者の声からもうかがえました。

ボランティアをより身近に感じられる「きっかけづくり」を

東京都が実施した調査によると、都民のボランティア行動者率(※直近1年間にボランティア活動をした人の割合)は目標の40%に対し、現状は20%台にとどまっています。この状況について、当財団が日々の活動を通じて感じているのは、「関心がないのではなく、きっかけが見つからなかったり、活動内容や参加方法といった情報が十分に届いていないだけ、という方も多いのではないか」ということです。

だからこそ、今回のように「気軽に参加できて、楽しみながら理解を深められる活動」を体験できるような、「きっかけづくり」が大切だと考えています。

ボランティア体験の傍ら、来場者の方々との対話の中で見えてきたのは、ボランティアへの関心はあるものの、「まだ難しいかな」「自分にできるかな」と不安な気持ちを抱えていたり、「どこで見つけたらいいかわからない」と悩む方々のリアルな姿でした。

そうした見えないハードルに対し、VLNでは、募集情報の掲載に加えて、気軽に始められる活動の特集記事や、活動の魅力を伝えるインタビュー記事なども発信しています。 当日は、来場者の方々にこうしたVLNの特徴をご紹介するとともに、参加者による体験談や、募集団体の活動レポートも掲載していることをお伝えし、活動の雰囲気を具体的にイメージしていただけるようご案内しました。

こうした体験を通じたきっかけづくりや、VLNを通じてボランティア情報や魅力を発信することで、ボランティアがさらに身近なものになればと思います。

小さな「やってみよう」を広げるために

今回の「外貨コイン仕分けボランティア」のようにやがて世界へ届く支援も、その出発点は意思と善意を持って募金箱に硬貨を託してくれた人々であり、そして日々仕分け活動を行っている人々の存在が欠かせません。

ボランティアは、決して特別な人だけのものではありません。ほんの少しのきっかけと、小さな「やってみよう」という気持ちさえあれば、一人ひとりの手は社会を支える確かな力へと変わっていきます。

東京ボランティアレガシーネットワークでは、日々様々なボランティア募集情報を掲載しています。あなたにぴったりなボランティア情報が見つかるかもしれません。ぜひ、のぞいてみてください。

東京ボランティアレガシーネットワークはこちら

ページの先頭に戻る